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日記を書くように日常の記録を写真で残すことが当たり前になった現在。
毎日増える写真の保存に苦労している人、多いと思います。
これまで一番手軽に多くの方が使っていたのは「Googleフォト」ではないでしょうか?
でもいよいよ2021年5月末に、サービス内容が大きく変わります。
筆者自身、ヘビーユーザーだったので衝撃を受けた1人です。
さて…ではこれからどうしていこうか。
そんな中チラホラ聞く「AmazonPhotos」(Amazonフォト)という存在。
●そもそもどんなサービス?
●2つの機能の違いは?
●他のサービスはどんなのがあるの?
そんな写真保存難民たちの行く先を照らせるように…いろいろ調べてみました。
残った時間はあと少し。
早く安住の地が見つかりますように!!
2021年5月末でGoogleフォトの無制限が終了
そもそもGoogleフォトが人気だったのはなぜか?
それより先に「Googleフォトって何か変わるの?」そんな方もいると思います。
Googleフォトの特徴5つ(2021年4月現在)
- 容量無制限で画像・動画が保存できる
- 完全無料で使える
- 各デバイスから自動で写真をバックアップ
- 写真の共有が簡単
- 検索機能が超優秀
何と言っても目玉は「無料で無制限に使える」という点です。
Googleアカウントは誰でも無料で作れますし、そのアカウントさえあれば写真や動画を無制限に保存してくれたのがGoogleフォト。
とは言ってももちろん条件もありました。
保存の設定を「元のサイズ」か「高画質」で、「高画質」を選ぶこと。
画質や動画の長さが制限されますが、それでも十分すぎるほどの高画質です。
大切な思い出が消えてしまうことを考えたら、本当にありがたいことです。
<現在(2021年5月末まで)のGoogleフォトの機能>
◆容量15GBまで
画質の制限なく無料で保存可能
◆15GB以降
画質制限あり(※)で無制限に保存可能
※写真:1600万画素 動画:フルHD(1080p)
※保存時に↑の画質を越えていた場合、自動で圧縮される。
つまるところ「高画質」を選択しておくと、15GBという制限がなくなり実質「無料無制限」という無敵サービスとなっていたわけです。
そして今回の大変革。
一番大きなことはやっぱり「無料で無制限」に使えなくなる。ことです。
<2021年6月以降のGoogleフォトの機能>
◆15GBまで
変更なし
◆15GB以降
画質の制限ありで無制限に保存可能
→有料化
せめて「有料」でも「無制限」に使えたらいいんですけど…
「有料かつ有限」となってしまいます。
容量と料金は以下のとおり。
15GB | 無料 |
100GB | 250円/月 2500円/年 |
200GB | 380円/月 3800円/年 |
2TB(2000GB) | 1300円/月 13000円/年 |
まだ15GBまで余裕のある方や、それほど写真が増えない方はこのままでもいいかもしれません。
GメールやGoogle ドライブなどですね。たくさん使う予定の人は要注意です。
自分の使用容量チェック方法はこちら
①PCの場合
右上のアカウント画像をクリック
↓
「Googleアカウントを管理」をクリック
↓
「アカウントのストレージ」で確認
②スマホ・タブレットアプリの場合
右上のアカウント画像をクリック
↓
「アカウントのストレージ」をクリック
↓
「バックアップアカウント」から確認
Googleフォトの代わりになるサービス候補は?
では2021年6月以降も無料無制限で写真を保存するにはどーしたらいいのか?
Googleフォトと同じようなクラウドサービスはたくさんありますが、やはり「無料無制限」は今の所ないようです。
Googleフォトがどれだけすごかったか…ということですね。
Googleフォトから乗り換えると考えた時の候補を4つほど挙げてみました。
「Amazonフォト」「iCloud」「OneDrive」「Dropbox」の4つです。
どのサービスも長く提供されていて、安心して使えるサービスです。
ただその内容が肝心ですよね。
保存できるデータ容量と料金を、Googleフォトと比較してみます。
Googleフォト(GoogleOne) (20201.6〜) |
Amazonフォト | OneDrive | iCloud | Dropbox | |
2GB | ー | ー | ー | ー | 無料 |
5GB | ー | 無料 | 無料 | 無料 | ー |
15GB | 無料 | ー | ー | ー | ー |
50GB | ー | ー | 224円/月 | 130円/月 | ー |
100GB | 250円/月 2500円/年 |
ー | ー | ー | ー |
200GB | 380円/月 3800円/年 |
ー | ー | 400円/月 | ー |
1TB | ー | ー | 1284円/月
12984円/年 |
ー | ー |
2TB | 1300円/月 13000円/年 |
ー | ー | 1300円/月 | 1500円/月 14400円/年 |
3TB | ー | ー | ー | ー | 2400円/月 24000円/年 |
無制限 | ー | 500円/月 4800円/年 |
ー | ー | ー |
※全て税込み表示で、料金プランのある容量のみ記載しています。
あくまで写真保存の観点での情報であること、ご了承ください。
ざっと見てみると、正直どれも容量に対する料金は似たりよったり。
後は自分が使い慣れたサービスかどうかの方が重要に思えます。
ただ、やはり突出しているのは「Amazonフォト」の「無制限」項目ですね。
Amazonフォトを使うには、Amazonの有料会員「プライム会員」になる必要があります。
その会費が月額500円、年間契約で4900円です。
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月500円の出費で無制限のフォトストレージを使うことができるんです。
そう考えると、無料ではないにしても使いやすいのではないでしょうか?
そもそもプライム会員の人は周りに多いけど、「Amazonフォト」の存在を知らなかった!という人もいるくらいです。
実は宝の持ち腐れになっていませんか?
筆者は一眼レフを使うので、そのデータだけAmazonフォトに、スマホの撮影データはGoogleフォトに、と使い分けていました。
今回の件で「どう考えてもそのままAmazonフォトに乗り換えるのが妥当だ」と考え、移行作業中です。
これまでAmazonフォトを使ってきた感想もふまえて、サービス内容を紹介します。
Amazonフォトの容量・料金・オプションを紹介
「Amazonのプライム会員になれば、誰でも使える無制限のフォトストレージ」
それがAmazonフォトです。
※正式名称はAmazonPhotosですが、プライムフォト、Amazonフォトと呼ぶ人が多いようです。
◆Amazon無料会員
料金:無料
写真・動画など:5GBまで
◆Amazonプライム会員
料金:500円/月(4,900円/年)※学生は半額
写真:無制限に保存可能
動画ストレージ:5GBまで
あれ?動画は別なの?と思った方。そうです。
プライムフォトでは動画の容量は制限ありなんです。
動画こそ容量があるので、無制限にしてたらAmazonも大変です。
そこで、5GB以上保存したい人のために有料オプションもあります。
100GB | 250円/月 2,490円/年 |
1TB | 1,300円/月 13,800円/年 |
2TB | 2,600円/月 27,600円/年 |
3TB | 41,400円/年 |
4TB | 55,200円/年 |
5TB | 69,000円/年 |
6TB | 82,800円/年 |
7TB | 96,600円/年 |
8TB | 110,400円/年 |
9TB | 124,200円/年 |
10TB | 138,000円/年 |
20TB | 276,000円/年 |
30TB | 414,000円/年 |
けっこう細かくプランがあります。
お仕事なんかで動画を扱う人でも使えそうですね。30TBとか想像が付かないです…。
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「Googleフォト」「Amazonフォト」の違い
さて、Amazonフォトが月額500円で「容量無制限」なのは分かりました。
●サービスの違いって何があるのか?
フォトストレージを使う上で気になる点を比較してみました。
自動保存機能
これはどちらにも「機能あり」です。
スマホやタブレットのアプリで「自動保存」をONにしておくと、写真・スクリーンショットなどが自動でアップロードされます。
どちらも「Wi-Fi環境でのみアップロード」する設定がおすすめです。
モバイルデータ通信を利用してアップロードしてしまうと、枚数によってはすぐに速度制限がかかってしまいます。
「自動保存」に関しては、Google、Amazonどちらも同じような感覚で使えます。
保存できる画質制限
画質制限については2021年6月からは、どちらも概ね「制限なし」ということになります。
これまでGoogleフォトへのアップロードは、画質は制限されるけど容量は無制限に保存できるというメリットがありました。
でも、無制限に保存できなくなるというのが今回の変更。
したがって、1枚が1600万画素以下でも以上でも関係なし!
Googleフォト:200MBまたは150MPを超える写真。10GBを超える動画。256×256より小さいファイル。(ヘルプより抜粋)
Amazonフォト:詳細見当たらず
(ただ、画像1枚で200MBとかを超えることはなかなか無いので、一般的な使い方で気にすることはなさそうです。)
保存できる画像の種類
写真ならjpg、動画ならMP4などとファイル名にくっついているのが画像の種類=拡張子の種類です。
拡張子はいろんなタイプがあるので、Googleフォト、Amazonフォトで少しずつ対応範囲が違います。
以下にそれぞれのサービスが対応しているファイル種類をまとめました。
Googleフォト
写真: .jpg、.heic、.png、.webp、.gif、一部の RAW ファイル
Live Photos(iPhone や iPad で Google フォト アプリを使用している場合)
動画: .mpg、.mod、.mmv、.tod、.wmv、.asf、.avi、.divx、.mov、.m4v、.3gp、.3g2、.mp4、.m2t、.m2ts、.mts、.mkv ファイルGoogleフォトヘルプより引用
Amazonフォト
写真: JPEG、BMP、PNG、GIF、大部分のTIFF、HEIF、HEVC、HEIC、および一部のRAW形式のファイルに対応しています。
ビデオ: MP4、QuickTime、AVI、MTS、MPG、ASF、WMV、Flash、HEIF、HEVC、およびOGGに対応しています。Amazonフォトヘルプより引用
RAW画像の扱いについて
RAWとは一眼レフなどで使われる、より高品質な画像記録形式です。
RAW画像はGoogleフォトもAmazonフォトも対応しているようです!良かった!
…のですが、どうも2つには違いがあるようです。
Googleフォト
アップロードできRAW拡張子を確認。
ダウンロードしてみると、なぜか拡張子がjpgに…。これではRAW画像として編集できない。
※下が元画像。上がアップロード後、ダウンロードした画像。
Amazonフォト
画質の劣化もなくRAWでアップロード、ダウンロードが可能。
ということで、Amazonフォトの方がRAW画像の取り扱いは安心のようです。
この件がなくてもRAW画像は1枚数十MBになるので、無制限に保存できるAmazonフォトがいいですね。
画像検索機能
毎日写真が増えていくと、お目当ての写真を探す時に一苦労しますよね。
その検索機能も今ではいろんな便利機能が増えて、毎日お世話になっています。
これはGoogleフォト、Amazonフォトどちらも使ってみての感想ですが「Googleフォトの圧勝」です。
どちらも日付や月、年ごとにまとめてくれたり、アルバムを作れたり…というのは同じです。
違うなと感じたのはワード検索、場所、人物などの検索精度です。
機能自体はどちらにもあるんですが、思ったとおりサクサク写真が見つかるのはGoogleフォトです。
Amazonフォトも出てはくるんですが「まー間違いではないけど、これじゃないんだよなー」ということが多いです。
(これに関しては体感であって、数値で表せるものではありません。筆者の体験談です。)
地図検索機能
これは別に項目を作るほど声を大にして言いたいポイントです。
Googleフォトは、地図上から撮った写真を検索することができます。(今はアプリのみのようです。)
もちろん撮影時にGPSをONにしているのが条件。
これはAmazonフォトにはない機能で、一度使うと便利すぎて手放せない機能なんです。
日付、人、目標物がなんにも思い出せなくても、地図を表示するだけで、その時その場所で撮った写真がどんどん表示されます。
ズームしていけば、さらに細かい場所に分かれて出てきます。
そこから日付が分かれば、その日の写真も簡単に見つかります。
なんとなく見ているだけでも「あれ?ここで何撮ったっけ?」と眺めるのが大変楽しい機能。
2020年頃に新しく導入され、歓喜して使っていたのですが。
Amazonフォトに移行するとなると使えなくなり残念です。
今後、Amazonフォトの検索機能にも期待したいところです。
GoogleMapを持つGoogleならではの機能かもしれませんが…。
無制限保存にこだわるならやっぱり「Amazonフォト」
ここまで「無制限保存」にこだわって他サービスを見てきました。
ただ「無制限保存」を叶えてくれるのは今の所Amazonフォトしかありません。
有料ではありますが、プライム会員のサービス充実度と月額500円を考えると、むしろ大変コスパのいいサービスと言えます。
まだ使ったことがない方の場合、Amazonプライム会員は30日間無料体験ができます。
2021年5月末までにお試しして、使用感をチェックしてみるのもいいですね。
筆者は今のところAmazonフォトを第一候補として考えています。
ただ「無制限」という便利なサービスが、いつまで続くかは分かりません。
他に安心でコスパのいいサービスがないかこれからも探しつづけます。
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