AppleMusicが対応スタートするロスレスとは?高音質って?

AppleMusicがプレスリリースにて新しいサービス開始を発表しました。

Apple Music、ドルビーアトモスによる空間オーディオを発表、さらにカタログ全体がロスレスオーディオに
2021年6月、Apple Musicのサブスクリプションの登録者は新次元のサウンドを追加費用なしで利用可能に
引用元:Appleプレスリリース

参考 プレスリリース・2021年5 月17 日Apple

「追加料金なし」「新次元サウンド」
なんだかワクワクしてきます!!

でも…「ロスレス」ってなんだ?

音楽好きのサイトだと専門用語多すぎて分からない…

bitとかkHzとか言われても困る…

そんな方の疑問に、分かりやすさ優先でお答えします。

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ロスレスとは?

英語表記すると「lossless」で、直訳は「無損失の/可逆のとなります。

とりあえず定義を引用したので、↓は理解しなくてOKです。

データの欠損を伴わない圧縮のこと。一般には音楽の分野で、高音質で記録される方式のことを指す。「ロスレスオーディオ」ともいう。圧縮を行わない「リニアPCM方式」も、データのロスはないので厳密には「ロスレス」だが、通常「ロスレス」と言った場合には、リニアPCM形式「以外」を指す。
総称であり、特定の音楽圧縮方式のことではないが、パソコン・携帯音楽プレイヤー向けの場合と、Blu-ray Disc向けの場合に使われることが多い。前者はCDと同じステレオ2ch、後者は5.1 chや7.1chなどのマルチチャンネルオーディオが一般的だ。パソコン。携帯音楽プレイヤー向けとしては、「Apple ロスレス(ALAC)」「Windows Media Audio Lossless」「ATRAC Lossless」が、Blu-ray向けでは「Dolby TrueHD」「DTS-HD MasterAudio」が有名。
データ欠損がないということは、論理的には元データと音質に変化はないはずだが、実際には圧縮方式や再生機器のクセによるものか、ごくわずかな音質の「違い」が発生する場合が多い。

引用元:知恵蔵

引用にも「データの欠損を伴わない圧縮」とあるように、音楽は基本的にある程度圧縮されています。

元の生音をそのままデータとして扱おうと思うと、めちゃくちゃ容量が大きくなるからです。

 

そしてその圧縮のしかたには2種類のタイプがあります。

「不可逆圧縮」と「可逆圧縮」です。

※圧縮しない音源を「非圧縮」と呼びます。

不可逆圧縮:圧縮したが最後、もう二度と元には戻せない!!!(取り返しが付かないっ!!!)

可逆圧縮:圧縮したけど、また元に戻せるから安心☺ ←これがロスレス!!

こんなイメージです。

今日の主題の「ロスレス」はどっちでしょう?

説明に書いちゃいましたけど…「可逆圧縮」です。

元に戻せる安心な方。

 

でも、音楽サブスクやデジタル音楽を扱うサービスでは、不可逆圧縮の方が多いんですよね。

不可逆圧縮は「いらんデータを切り捨て」ています。

切り捨てて身軽になるとデータ量も軽くなる。

音質は劣化するけど扱いやすい♪

というわけです。

 

一方「可逆圧縮(ロスレス)」は、全部のデータを残しているので音質はいいけど、めちゃくちゃデータ量が大きくなるんですよね。

扱いが大変になると、提供するサービスも高額になりがち。

するとユーザーも遠ざかりますよね。

 

その辺が音楽サブスクの悩ましいところ。

 

では、ここで情報をまとめてみます。

可逆圧縮(ロスレス) 不可逆圧縮 非圧縮
元に戻せる? 戻せる! 戻せない… そもそも生データ
音質 とっても良い 圧縮するほど劣化する 生データ
(当然良い)
データ量 とっても大きい コンパクト とっても大きい
コーデック(圧縮方式) FLAC、ALAC、WMAlosslessなど MP3、WMA、AACなど WAV、AIFFなど

 

急に「コーデック」に呪文のような物を書いてしまいましたが、これは圧縮の種類によって付けられた名前です。

MP3とか聞いたことありますよね?

 

今回Appleが発表したロスレスオーディオの圧縮方式は、ALAC(Apple Lossless Audio Codec )なんですよ!

 

少し分かってくると「なるほど〜」ってなりませんか?

音楽の世界もいろいろあるんです。

ロスレスオーディオのメリット・デメリット

高音質のロスレス。

音楽サブスクにおいては、どんな所がよくて、どんな所が悪いのでしょうか?

メリット・デメリットを挙げてみます。

ロスレスオーディオのメリット

・可逆性の圧縮でデータ損失がない(厳密に言うとあります)

・超高音質の音楽が楽しめる

・生音の再現性が高い

ロスレスオーディオのデメリット

・データ量が大きく扱いづらい

・音楽サブスクではあまり聴けない

・利用料金が高くなりがち

・人によっては違いが分からない

・ストリーミングで聴くにはネット環境が重要

 

ちょっとデメリットの方多く書いちゃいましたけど(笑)

でも「高音質だけど扱いづらい」はずのロスレスオーディオを「追加料金なし」で提供してくれるAppleMusicはすごい!!ってことなんです。

AppleMusicは曲のラインナップも7,500万曲と音楽サブスクトップクラス。

その全てが高音質で聴けるなんて太っ腹すぎます。

 

プレスリリースにも、

Apple Musicのサブスクリプションの登録者は、アーティストがスタジオで制作したのとまったく同じものを聴くことができるようになります。

とあります。

大好きなアーティストの曲が、スタジオそのままの音で聞ける…ファンにとってめちゃくちゃ嬉しいことです。

 

しかも月額料金は980円

一般プラン:980円

学生プラン:480円

ファミリープラン:1,480円(最大6人使える)

2021年6月が待ち遠しいです。

 

そんなこんなで「ロスレスとは?」のお話でした。

AppleMusicは「3ヶ月無料お試し」もあるので、この機会に興味をもたれた方はぜひ!!

\3ヶ月無料お試しあり/
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